2011年9月9日。【勝浦市議会9月定例会一般質問(ダイジェスト)】
  質問のテーマ
1 市長の公約と政治姿勢
2 水道料金の値下げ
3 国保税の引き下げ
4 乗合タクシーの導入
5 防災のまちづくり
6 放射線からの防護
7 原発ゼロへ エネルギーの地産地消
8 改定された介護保険法への対応

【市長の公約と政治姿勢】

《下記、議事録全文からご覧ください》【答】市政運営に当たっては市民こそが市政の主人公であることを常に念頭に置きすすめてまいり ます。

【水道料金の値下げ】

次期総合計画を策定中でありこの中で検討したい

【問】県の高料金対策事業は一般会計から水道会計に繰り出された額が県の補助金になる仕組みで あること、近隣ではいすみ市、大多喜町、御宿町が県の補助金を受けているとの説明がありました。勝浦でもこれを活用して、一刻も早く負担の軽減をはかって ほしいというのが市民の願い。いつ具体化されるのか、見通しを明らかにしていただきたい。【答】現在、次期総合計画を12月を目途に策定中であり、この計画事業実施による財源等を考慮しつつ検討したい。

【国保税の引き下げ】

《下記、議事録全文からご覧ください》【答】国保の負担率は他保険に比べ高い。高い要因には、医療費の増大、低所得者・高齢者の集中 をあげ、国庫負担の大幅削減が最大の原因とは認めず。一般会計からの繰り入れは考えていない。社会保障・税一体改革の動向、また、財政基盤強化へ国保の広 域化は避けて通れないとの主張もある。これらを見守る。

【乗合タクシーの導入】

【問】自ら幹線道路まで出なくとも、三百円ほどの負担で玄関先まで迎えに来てくれる乗合タク シーが切望されている。巡回バスとは異なるこのような交通手段を求める市民の要望に応えるべきではないか?【答】乗合タクシーとは利用者の要求に対応して運行する形態の交通手段ですが、導入に伴うシス テム経費、バス・タクシー事業者との調整など、課題も多くありますので、持続可能な方策を検討してまいりたい。。

【防災のまちづくり】

海岸付近の保育所は高台への移転が必要。小中学校の耐震化の早期 完了をめざし、計画を策定します

【問】地震・津波から保育所や小中学校では子どもたちの犠牲は一人も出さないという決意と対策 が必要。海岸に近い保育所は高台への移転が必要ではないか。【答】海岸付近の保育所については高台への移転が必要であり、これをふまえた保育所の再編を検討したいと考えております。

【問】小中学校の耐震化の進捗状況と今後の計画を問う。【答】昨年度は勝浦中、豊浜小の各校舎の工事を実施、竣工。現在7施設の耐震診断を実施してお り、診断の結果をふまえ、耐震工事の早期完了をめざし、耐震化計画を策定してまいります。

【放射線からの防護】

9月広報誌から月一回、32ヶ所、2回分の結果を公表

【問】放射線量の監視と、全世帯への広報を丁寧にすべき。【答】市内32ヶ所において2週間の間隔で測定し、9月広報誌から月一回、32ヶ所、2回分の 測定結果を掲載する予定。

【問】対策をとるべき目安は。【答】年間被爆線量が子どもの生活圏においては1ミリシーベルトを下回るようにし、 それを達成するために毎時1マイクロシーベルト未満を目安としたい。

【問】ホットスポットの監視をおこなうべき。【答】校庭の定点だけでなく、局所的に線量が高い場所の把握に努めます。

【問】実害は現在のところ茶葉のみ。堆肥や農産物、水産物への安全確認をどう進めるのか?【答】今後も県と連携し、農産物、水産物の放射性物質検査を継続し、農林水産物の安全性を確認 してまいります。

【原発ゼロへ エネルギーの地産地消】

太陽光発電の県補助金七万円に勝浦市も同額上乗せを

【問】原発からのすみやかな撤退を決断し、自然(再生可能)エネルギーの本格的導入への転換が 必要だと考えるが、市長の見解を問う。【答】原発から撤退するとなると、代替エ ネルギーが必要になりますが、自然エネルギーで賄えるのか、温室効果ガス削減との関係など、さまざまな検討が必要ですので、判断は難しいと考えます。

【問】地方自治体においても「エネルギーの地産地消」を本分と位置づけ、太陽光発電など普及す べきものを強力に推進すべきと思うが、どう対処しようとしているか?【答】今回提案中の補正予算に住宅用太陽光発電導入促進事業補助金を計上しております。

【問】勝浦市において準備している内容と近隣の御宿町、大多喜町、いすみ市において準備あるい は実施されている内容をご紹介ください。【答】いすみ市は住宅リフォーム補助金と いうことで工事費の10%、上限20万円、御宿町・大多喜町では、県補助金7万円に町が7万円の上乗せをして、14万円を上限として補助すると伺っており ます。勝浦市は上限7万円で今回補正予算に計上しております。

【問】勝浦市でも7万円の上乗せを市長が決断し、追加の補正予算として本議会中に提案していた だくよう要望したい。【答】各自治体はそれぞれの財政状況を勘案しながら、判断をしたということです。【問】勝浦での上乗せ分は補助10件で総額70万円です。ぜひこの財源を捻出していただきい。【答】先ほど答弁したとおりでございます。

【改定された介護保険法への対応】

利用者の意向を十分に尊重します

【問】今改定により、市町村は、介護予防・日常生活支援総合事業を創設できるとされた。総合事 業の対象は、要支援者(1・2)で、介護保険の予防給付をうけるか、総合事業に移行させるかを、市町村が一人ひとりについて判断することと定められていま す。その際、意に反してそれまで利用していた介護サービスが取り上げられる可能性があるのではないか。【答】この事業を実施する場合は、利用者の意向を十分に尊重してまいりたいと考えています。


 上記の議事録全文をご覧ください 【一般質問(全文)】