○4番(藤本 治君) 2 点、質問させていただきます。市民会館の跡地の利用の問題で61ページと73ページの市民文化会館建設事業についてであります。市民会館跡地の駐車場の利 用につきましては、今回の平面図で14台の大型バスをよくイメージできるように示されております。先ほど来の入り口の問題もありますけれども、この場所で 運用するとなると、この14台の大型バスの利用、活用というのは、今後の勝浦市に相当貢献する場になろうと思うんですね。そういう点では、この活用方を、 この場所がいいかどうかは十分検討していただきたいんですけれども、14台をとめられるということ自体が非常にすばらしいことであるということと、この運 用を当初の目的にかなったものとして、今後、検証しながら運用の仕方につきまして十分留意していっていただきたいと思います。

この駐車場が、ビッグひな祭りという勝浦市最大のイベントと言っていいと思いますが、そこで初めて運用が始まるわけですけれども、大型バス14台 でビッグひな祭りがかなうかどうかという、そういう利用の仕方、あるいは、そのときに限って、こういう大きなイベントのときには、ここの運用の仕方を、通 常こういうふうに利用するけども、違う利用の仕方をするだとかということもあると思いますし、平常時についてとビッグひな祭りのときにはこういう運用をす るとかという、そういったある程度やってみないとわからない面はたくさんあると思いますけども、今から想定できるものについては十分準備をすべきだなと思 いますので、今お考えがあれば、お示しをいただきたいと思います。

2 点目の勝浦市市民文化会館の建設についでてありますが、8月5日に協議を開催をして市営野球場の場所に新しい文化会館を設置するというふうに決定したとい うのは既にお聞きしておりましたけれども、文化会館の建設規模を当初から800人に拡大するというか変更するということについては、これも8月5日に決め たということなんですけど、その際に決めた、あるいはどこで決めたかにしましても、決めたときの詳細な情報、判断の材料を議員にここの議会でお示しいただ くのが筋ではないのかなという気がするんですけど、800名への変更というのは極めて重大な変更であると思います。今回、地質調査業務委託料が計上されて おりますけれども、地質を調べないとその上に建てる建物は重大なことになりますけれども、現在、市民会館跡地に建てようとして設計された建物556名規模 の建物でありますけれども、それをすっぽりおさめられる場所なんですよね、もっと広いというわけですから。そこの地質が問題なければ、そのままそっくり乗 せ変えることも可能ではないかと思うんです。そういうことも考えられるわけですけれども、それをあえてせずに800名 規模に変える。変える理由は、先ほど来、市長がるるねちっこく語っておられるわけですけれども、確かに文化芸術に関する施設、それと勝浦市の今後の発展、 そういう点ではそれはそれとして非常に重要な視点なんですけども、勝浦市政はそればかりで運営されているわけではありませんで、私がかねてより主張してい ますように、市民の現在の生活は極めて苦しく、年々苦しくなっているような生活状態にあって、市民の願いが負担の軽減を強く求めている中であります。それ にこたえる予算措置も一方では求められているにもかかわらず、このところへの変更が、そういった事業との関係で語られていないんじゃないかと思うんです よ。それを置いても、それを変更して一定の予算の上積みをしてでもやるべきだという説明が足りてないし、そういう市民への理解を得る上での段取りというか 手続の上でも極めて丁寧ではないのではないかと思います。議会に対して、この補正予算の承認をもって規模の変更を、専決処分を後で承認するような格好での 手続というふうに言えなくもないんですけど、規模の変更については、もとに戻そうという議論もこれからやって、議会でそういうことを決すれば、可能なんで しょうか。もう決めちゃったことだということになっているんでしょうか。この辺も含めて、手続がトップダウン的なやり方ではないかと思いますので、その点 についても明快にお答えいただきたいと思います。

○議長(丸 昭君) 午後3時10分まで休憩いたします。

午後2時53分 休憩

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午後3時10分 開議

○議長(丸 昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。答弁を求めます。玉田観光商工課長。

○観光商工課長(玉田忠一君) お答えいたします。勝浦 ビッグひな祭りにおけるバス駐車の運用についてですが、ひな祭りイベント期間中につきましては、今後、整備しようとする跡地の駐車場にすべてバスを入れよ うと考えております。またバスを入れるに当たりまして、混雑等避けるためにそれなりのスタッフをつけていきたいと考えております。以上です。

○議長(丸 昭君) 次に、猿田市長。

○市長(猿田寿男君) 先ほどもご答 弁申し上げましたけども、これからの本市の芸術文化の一層のレベルアップを図るため、また、これから30年、40年使う施設であるというようなこともいろ いろ考えますと、800席は必要であると考えます。ただ、この検討委員会等を経ないということにつきましてのいろいろ意見ありましたけども、これは社会資 本整備総合交付金の申請期日もあったということもありまして、平成15年のときに800席の答申もありました。ということも踏まえて800席にしたいと思います。これをもとに戻すことは考えておりません。

○議長(丸 昭君) ほかに質疑はありませんか。藤本議員。

○4番(藤本 治君) 今の質問に答えていただきたいんですが、8月5日に規模変更を決めたのかどうかという点と、市のほかの予算執行との関連ではどうなのかということをお尋ねしているんです。その答えがないんです。

○議長(丸 昭君) 猿田市長。

○市長(猿田寿男君) それは、10月17日の庁議で一応、決定いたしました。以上です。

○議長(丸 昭君) ほかに質疑はありませんか。藤本議員。

○4番(藤本 治君) と にかく、こういう重大な変更を事後承認的に議会に諮る、そういうようになっているように思うんですよ。11月だということで、8月5日ではなかったことは わかりましたけれども、いずれにしましても9月の議会もありましたし、12月議会を今、迎えているわけでから、こういう重大な変更をそもそも市長はいつお 考えになっておられたかわかりませんが、手続が余りにも突然すぎるというか、それこそ庁議という言葉はそこに出席した皆さん、全員が賛同して決まったかの ように聞こえるんですけれども、一体そうなのかどうか。市長のトップダウンでおりてきているというふうな印象を特に持ちました。庁議に諮る際に、これだけ 重大な変更ですから、大きな変更ですから、いろんな判断材料をお示しになられた上で決断をされたんだろうと思うんですけども、そういった判断材料を、私ど もの今、手元にあるのは、議員全員説明会でいただいた1枚のペーパーと今回の補正予算に計上されたものだけなんですよ。この事業自体は平成26年8月まで の完成を掲げ、早期の事業ですし、莫大な予算も伴っているわけですよね。先ほど同僚議員が当初計画との違いを質問されて、詳しい口頭での説明はありました が、そういうものはきちっと口頭じゃなく紙で議員に示して、こういう重大な変更を、これこれしかじかの理由によって行いたいということを、まず先ほど市民 に積極的に説明にこれから歩くというふうにおっしゃられましたけど、まず我々議員にそのことを了解をとる努力が全く欠如しているんじゃないかというふうに 感じるわけなんです。そういう点では非常に独断的なやり方で、期日が過ぎちゃっているので、了解してほしいという押しつけがましい重大な規模変更だと思うんですけれど、いかがでしょうか。

それと、先ほどの駐車場の利用につきましては、よくわかりました。通常時におきまして、この14台 の大型バスの利用はルールを設けるとか、運用上、これがきちっと大型バスによって活用されるようなふうにしていくために、今後、運用しながら適宜、ルール 化とか、あるいは必要な手だてを講じる必要があるかと思うんですね。1台普通車がとまっただけで大型バスが1台とめられなくなるという場所ですので、そう いう点も今後、検討していただきたいと思います。な お、そのルールの中で、これはホテル三日月のちょうど真ん前に位置しておりますが、ホテル三日月に宿泊されるバスは、今、臨海荘のわきの駐車スペースにバ スが何台かとまっている光景を目にいたしますけれども、今後、ホテル三日月の宿泊客が利用される大型バスについても、この場所に駐車をお認めになる予定が あるかどうか、伺っておきたいと思います。

○議長(丸 昭君) 答弁を求めます。猿田市長。

○市長(猿田寿男君) 今、議員、い ろいろ意見を言われていましたけども、これについては私としてはそういうふうに市民を無視したような、また議会を無視したような経緯ではなくて、何回も説 明していますように、当初800席だったと。その後、いろいろ市の考え方、財政が非常に厳しいということで500席になったという経緯もあって、ただ、今 度、3.11の変更で場所を高台に持ってくる。市役所のわきに持ってくるというときの、また条件も変わってきたというようなことで、当時、私も確かに 556席で考えておりましたけども、敷地も広くなったというようなこと、財政的な見通 しも立つというようなことで決めたので、たまたま期限が非常に迫っていたということで、今回、こういうような形にさせていただいたということですので、こ れ以上、言いようがないんですけれども、これでも、おまえのやっているのは独断でどうなんて言われれば、それは藤本議員のまさに意見であって、私は決して そうではないと思っております。

私は、場所が当初の建てるときに決まっていて、その場所を変えるというのは大変な影響がある。これは必ず委員会を経なくちゃいかんと思っていますけども、できれば、この800席に変えたときも、そういう委員会なりフィルターを通せばよかったかもしれませんけども、時間的なあれがなくて、今回、こういうご説明していますし、前回の議員全員説明会でもお話をさせてもらったということでございます。ご理解をお願いします。

○議長(丸 昭君) 次に、玉田観光商工課長。

○観光商工課長(玉田忠一君) お答えいたします。ホテル 三日月利用バスの駐車ということですが、今回、整備しようとしている駐車場につきましては、あくまでも買い物客、観光客のための駐車場として利用していた だくということで、宿泊関係者のバスの駐車については、現時点では考えておりません。以上です。

○議長(丸 昭君) ほかに質疑はありませんか。藤本議員。

○4番(藤本 治君) 市 長に対してまして、私は確かに意見を含んだ発言をいたしました。しかし、質問したいことは、今後の審議によって、この800席への変更をまたもとに戻すと いうことは可能なのかどうかなんです。556席のもとの計画に戻すことはできませんという、そういう決まり方に、今、なっているんじゃないですかというこ とをお尋ねしているんです。そのことは手続上、そういうことを丁寧に事を進めてこなかったのではないかと。その点については、市長、手続上、おわびが必要 なのかどうかわかりませんけど、そういうやむを得ない事情があったという釈明も特になく、こういうわけで了解してほしいというふうに聞こえるわけなんですね。そこの点を申し上げておりますので。ちなみに、総務常任委員会なり、これから審議があるわけですけども、これを556席のもとの設計に戻すという道はあるんでしょうか。

○議長(丸 昭君) 答弁を求めます。猿田市長。

○市長(猿田寿男君) 戻 す考えはありません。先ほど私が説明しましたように、550席とか前の議論の中では、全体的に見ますと公民館的なそういうような使い方を前提としている。 これからのレベルの高い芸術文化を振興していくというときに、500席の施設では来てくれない。そういうものを味わうことができない。たまにはできるで しょうけど、そういうのはある程度の一定の規模がないと、そういう興行をやっても、そういう芸術家を呼ぶことができない。それで本当にいいのかということ です。だから、800席は最低。本当は1,000席ぐらい必要なんですけども、でも800席。身の丈に合ったということで、800席程度は必要だというふうに思っています。以上です。