2011年6月16日。【勝浦市議会6月定例会一般質問(ダイジェスト)】
  質問のテーマ
1 被災地支援 漁業のまち勝浦は漁業復興へ支援を
2 防災のまちづくり
3 イージス艦「あたご」無罪の不当判決に抗議すべき

【漁業のまち勝浦は漁業復興へ支援を】

【問】私は、10期40年間を務めた児安利之さんの後継者として、日本共産党の議員だからこそ できた次の姿勢を引き継ぎます。@欠かさずに一般質問を行ない、住民の声と願いを行政と議会に届けます。A建設的な提案で住民要求を実現します。B住民の 目線でムダづかいや不公正をチェックします。山口市長の突然のご逝去により政策決定者が不在という事態ですので、通告していた@水道料金
の値下げA国保税の引き下げBデマンドタクシーの導入についての質問は今回は取りやめ、次の機会に譲ります。まず最初に、東日本大震災の被災者支援につい て質問します。

被災地から勝浦へ一時避難を受け入れる補正予算執行の見通しはいかがで しょうか? 津波で失われた漁船が2万隻以上という現実。東北の漁業復興のためには、全国の中古船・遊休船の集中が必要です。市として中古船・遊休船の情 報収集を行うべきと思うが、見解を伺います。【答】勝浦市に避難された方は六名で、執 行残が生ずる見込みです。提供できる中古船は13隻で、そのうち4隻が既に釜石に送られています。

【問】これへの勝浦市の後押しはあったのかどうか、また今後の可能性について伺います。【答】当事者間の取引で、市は関与していません。今後は、中古船の情報については提供できると 考えております。

【防災のまちづくり】

【問】興津では区独自で新たな避難所確保の動きがあるが、市はどうタイアップしていますか?【答】興津のブルーベリーヒルにある学校法人関東国際学園とは6月1日付で災害発生時における 施設使用等の協力に関する協定を締結したところです。今後、協力いただける民間施設等にお願いをし、一時的な避難所や避難場所の確保に努めたいと考えてお ります。

【大津波への備え】
【問】津波への備えは隣近所、集落単位にどこへどのように逃げるかを日頃から相談しておくこと が大切で、訓練も必要です。市はそれをリードする必要があるのでは。【答】高台については地域の方々が一番よくご存じです。今後、各区とよく協議して、避難路等を整備してまいりたい。

【要援護者の避難】
【問】身体の不自由な方々が安全に避難できる対策、段取りはどうか。【答】平常時は要援護者を把握し、支援者を決めて、一人ひとりの支援プランを策定し、災害時は 避難情報の伝達や避難誘導を行おうとする災害時要援護者避難支援計画を策定しており、さっそく広報等に掲載し、まず要援護者の把握をしたいと考えておりま す。

【放射線量の測定】
【問】福島原発による放射能汚染、特に子ども達への影響を心配する声が上がっているが、どう備 えているか。【答】測定器を購入して、大気中の放射線量を測定し、公表する予定でおります。

【イージス艦「あたご」無罪の不当判決に抗議すべ き】

【問】5月11日、横浜地方裁判所は、イージス艦「あたご」の当直士官2人に無罪判決を言い渡 しました。衝突原因は清徳丸の右転が原因と認定し、なぜ右転したかの理由は不明としました。「あたご」には全く責任がなかったとする不当な判決です。すで に、防衛省の事故調査委員会も、横浜地方海難審判所もイージス艦「あたご」に漁船を回避する義務があると認定していました。どう評価するのか、抗議の態度 表明が必要では。【答】東京高裁に控訴したと のことなので、今後、経緯を見守っていきたい。 

【問】これは証拠不十分による無罪というものではない。衝突原因を作ったのは清徳丸の右転だと して、「あたご」には一切責任がないと、積極的に無罪を主張したものだ。考えがたい異常な判決だが、その異常さについて一言コメントされるべきではない か。【答】現在、訴訟の場に移っているのでコメントは差し控えたい。【問】副市長の立場では態度を表明できないとのことですが、同僚議員の皆様におかれてはぜひ周 りにそれぞれの態度を表明いただきたい。再発防止、二度とこのような事故をくり返させないために、そのことをお願いして質問を終わります。


 上記の議事録全文をご覧ください 【一般質問(全文)】